人間は二足歩行をしていますので、重力の関係でどうしても足はむくみやすくなってしまいます。
でも一晩寝たら(=足が重力の影響を受けなくなるため)良くなってしまうことがほとんどだと思います。
ただ、中には朝起きても、まだむくみがとれない、いつもむくんでいる、といった場合があり、このときは原因を調べる必要があります。
むくみの原因
一口に足がむくんでいるといっても、実は原因はたくさんあります。
心臓、肝臓、腎臓等の臓器の問題や甲状腺機能低下症がある場合、足の静脈に血栓ができてしまった場合、栄養状態が悪い場合、他に意外と見落とされやすいのは内服している降圧薬の副作用でもむくみがでることがあります。
むくみの対処
これを読んだ後でもすぐできるのは、寝るときに足を高くして寝ることです。
折った座布団の上に足を乗せるのもいいでしょう。
そうすることで立っているときと重力の影響が逆になるためむくみはとれやすくなります。
しかしながら上記のようにむくみの原因は様々なので、原因を調べることも大事です。
原因が判明すれば、そのことに対して治療を開始いたします。
必要があれば内服薬や場合によっては漢方薬の処方をしたり、弾性ストッキングの着用が有効なこともあります。
弾性ストッキングとは、普通のストッキングとは違い、足を圧迫するための特殊な編み方でつくられた医療用のストッキングです。
最近では市販されているむくみ防止のストッキングなどもありますので、イメージしやすいのではないかと思います。
まずは診断を行った後、適切なものをお勧めいたしますので、むくみにお悩みの方は一度ご相談ください。